プリアンプについて

一般的なアンプは、プリアンプとパワーアンプとが一体になり構成されています。
パワーアンプとは、微弱な音声信号をスピーカーを鳴らすために必要な信号に増幅している部分であり、楽器用のアンプとオーディオ用のステレオアンプなどのパワーアンプ部分は同様の働きをします。また、大出力のベースアンプと携帯音楽プレイヤーのイヤホンを鳴らす部分は、電力の大きさこそ違いますが、動作的には同じものです。
次に本題のプリアンプですが、一般的な楽器用のアンプで例えると、インプットからトーンコントロール、エフェクトループなどを経由して、マスターボリュームの前までがプリアンプとなります。音質や音量を調整する部分です。ライブハウスやスタジオに設置してあるミキサーもプリアンプの部類に入ります

アルビットのプリアンプについて

アルビットのプリアンプは、上記に記載したギターアンプやベースアンプのプリアンプ部分と同じ基準で開発されています。そのため、スタジオなどに設置されているアンプのパワーアンプ部分、またはエフェクトループのリターン端子に接続することにより、普段作り上げた音質と同じ音質を即座に再現することが可能です。
また、XLR OUT(A3GP MARK II、A1BP VINTAGEはH.P/BALANCE OUTから3PフォーンからXLRへの変換アダプタ・コードを使用してください)からPAのミキサーに接続することが可能ですので、モニターさえあればギター、ベースアンプが設置されていない状態でも演奏することは可能です。

アンプのインプットへ接続をお考えの方や、プリプリアンプとして使用する場合

アルビットのプリアンプについてでも記載されておりますが、アルビットのプリアンプは一般的なアンプのプリアンプ部分と同じ基準で開発されているため、基本的にパワーアンプまたは、ミキサーなどのインプット(0dB又は+4dB仕様の入力レベル) に対応した出力レベルに設定されています。
そのため、パワーアンプのインプットや、リターン端子に比べ、入力レベルの高いアンプのインプットなどに接続すると設定次第では、接続した機器とのレベルのミスマッチングにより、ノイズが多く発生したり、大音量になり過ぎたり、または音量が上がらないなど、様々なトラブルが想定できます。

上記のことを踏まえていただいて、設定次第では、パワーアンプのインプットや、エフェクトループのリターン端子がない場合、アンプのインプットへ接続してご 利用いただくことも可能です。
アンプのインプットへ接続する場合は、MASTERをあらかじめ低めにセットしてください。※OUTPUT LEVELスイッチがある機種(A3GPMARK II、A1BP VINTAGE)はレベルスイッチをLOW側、TO RETURN側へ設定してください。

アンプのインプットが2つ(HIGH・LOW)ある場合は、LOW側へ接続し てください。

次に、接続するアンプ側のトーンコントロールをフラットにした上で、プリアンプ側の トーンコントロールをお好みにセットしてください。プリアンプ側て音作りが完了したら、最終的にアンプのトーンコントロールをフラットの状態から変更しても問題はありません。
最後に低めにセットしたMASTERやVOLUMEを調整し、適正な音量を決定してください。

なお、A3GP MARK II を3チャンネルで使用する場合、上記の設定方法ですとクランチ・リードチャンネル時に歪まなかったり、歪が足りなく感じることがあります。その場合は、A3GP MARK IIの取扱説明書に3チャンネルで使用する場合のセッティングのポイントを記載していますので、お読みください。
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